英語を学んでいる中で気づいたことがある。
英語が中級レベルぐらいになると、それから英語力が全然伸びていない気がして、そして
聞く英語が全然聞き取れないというようなスランプに陥ったような気分のときがあった。
そのとき思い出したのが、大学に勤めていたとき、アフリカ人の研究者がいたのだが
訪日して3年もたっていないのに、日本語を流暢に話していた。
もちろん、彼は合気道等、日本の文化にすごく興味を持っていて、
そういうものを通じて、どんどん日本のことを知りたいという好奇心が旺盛だったことも、
日本語の上達に影響はあったかと思うが、驚いたのが、
彼の住んでいるアフリカでは10種類ぐらいの言葉が話されているので
小さい頃から耳が違う言語を聞くということに慣れているというのだ。
その時、「あっそっかー」と思った。日本人の多くは日本語だけを聞いて育つ。
それに耳が慣れてしまっているので、特に大人になってから英語を聞こうと思っても
違う音だよと耳が判断して、はじいてしまうのではないかしらとふと思った。
そこで英語と日本語の2種類だけじゃなく、
オプションでもっと増やしてみたらどうだろうと‥
その時、フランス語に興味を持っていたこともあって、
前にギブアップしてしまった(あまりにも文法が難しすぎて)けれど、
再度モントリオールに長期で旅行に行くチャンスを活かして
半年間学びなおしてみた。
すると‥思わぬ相乗効果があったのである。
それはフランス語を超ペラペラになったとか
そんな話には残念ながらならなかったが、
フランス語を学んでいくと‥‥
英語がとても耳に入りやすく(リスニングがよくなった)のである。
これは私の見解だが、英語の上達には脳がどういう状態であるかがものすごく大事である。
フランス語が発音、文法ともにとても難しく感じたので、
私の脳が「英語って簡単だったんだ」と思ったのか、
きっと脳がリラックスしたんだと思う。
これまで必死で聞いていたのが、脳がリラックスできるようになったのか、
本当によく聞き取れるようになった。
そして英語が聞き取りやすくなったことで、また英語への興味が復活した(^.^)
第三言語を学んだことでの思わぬプレゼントだった(^^♪