婚活がもう当たり前の世の中になって久しいが
結婚に対する私の考え方ここ数年ですごく変わった。
30代〜40代の時は、
働きざかりの女性が結婚したら、自分のやりたい仕事にひびくとか、
赤ちゃんを産んだらキャリアアップに
ストップがかかるのでいらないとか言うのを聞いて
信じられなかった。
なぜなら、結婚願望があったし、女性として健康な体をもっていれば
赤ちゃんを授かれるのに、
そんな素晴らしいことを、自ら放棄できることが考えられなかったし
仕事と結婚や仕事と赤ちゃんを産むことを比べること自体がおかしいと感じていた。
そんな比べる対象にはなりえないと思っていたのだ。
事実、私は50代でも産めるのなら産みたいと思っていた。
自分自身の体から新しい命が誕生するなんて、何にも替えがたい
貴重な経験だし、素晴らしいという言葉で言い表せないことだからだ。
その思いは今でも持っているが、
最近になって突如変わってきたことは
「もーどうでもいい」ということである(笑)
それは、自分が経験したいという思いが「どーでもよくなった」のである。
自分がこれまで思ってきたことというのは、
「ひょっとして自分の思いではない?」と思い始めてからの変化である。
私たちの大半は親から「大人になったら、結婚をして家庭を持って、赤ちゃんは
二人ぐらい産んで、皆で暮らすのが普通の幸せなんだよ」という感覚を知らず知らずのうちに学ぶ。
それはいろいろなメディアからの情報で、「これはいいよ、
これを買いなさい」とかいうCMと同じようなもので知らず知らずのうちに洗脳されているようなものである。
人それぞれに何が幸せかという感覚は違う。
でも少しでも世間一般と違うと自分の感じ方よりも
世間からどう見えるかを無意識に考えているのではないのだろうか。
人それぞれに、自分が幸せだと思う道にすすめばよい。
結婚というシステムがあっている人もいれば、そうでない人もいる。
もともとこのシステムも日本が作っているわけで、国によっては
一夫多妻制という制度の社会もある。
自分がこの世で経験することもあれば、しなくてよいこともある。
どちらにしろ、それぞれが一番輝ける状態、自分を活かすことのできる
状態に身を置くことが大事なんじゃないかなと思う。
私自身もこれから結婚するかどうかはその時になってみないと
わからないが、結婚というシステムは別にして、自分のいい所も悪いと思われる所も
最高に引き出してくれるパートナーが存在するということは
とても素晴らしいことだと思う。
人間は自分だけでは自分のことはわからない。
鏡がないと自分が見えないように、廻りの人のことはすごくわかるのに
自分のこととなるとわからない。他の人が落ち込んでいたら
「なんでそんな小さなことで悩んでるの?気にしなくていいよ。大丈夫!」
と言えるのに、自分のこととなるとそれがとてつもない悩みになって
負のスパイラルとなり気づかない。」
自分も結婚したいと思っている時期があったので
今の30~40代の人にえらそうなことは言えないが
今一度、「どうして結婚したいと思っているのか」
改めて考えてほしい。
40代~50代で独身の人がこれからもどんどん増えていくと聞くが
精神的にも、経済的にも自立している女性が増えるのは
いいことだと思う。
自分自身の土台がしっかりしていないと
恋愛をしていて、相手に寄りかかっていることに気づかず
別れて初めて自分の土台がしっかりしてなかったことに気づくことがある。
相手も自分もそれぞれが自立していて、
なおかつ二人でいればさらに刺激しあえて
お互いが輝けるような関係性。
結婚する、しないにかかわらず、そのようなパートナーと
出会えるのが最高ではないかと思う。