決めるということ

この12月末で、現在の仕事を辞めることを決めました。

海外のお客様と関わる仕事で大好きな仕事でしたが、最近もっと他のことがしたくなりました。
もう充分この世界では楽しめたという感覚です。

一度そのように思うと、その場にいることに違和感を感じるものです。
もちろん職場環境、人間関係は最高で心地がよいので、ずーっと勤めようと思えば勤められたと思います。

 

人間というのは、親しんだ環境はとても居心地がよく、
人生において大半の時間をしめる仕事を手放すことはとても不安を伴うものですし、勇気のいることです。

思えば民間企業に20年勤めていたとき組織が大きかったこともあり、
3~4年ごとに職種を変えてそれぞれの世界で楽しむことができました。

私は飽き性なのかもしれません(^.^)

きっとこの人生で一つのことに注力するのでなく、
いろいろなことを広く知り、いろいろな物、コト、人と出会いたいのだと思います。

この「決めるということ」・・このパワーはすごいと思っています。

これまでの人生で決めたことはもちろんたくさんありますが、私がカナダに行った時
そのパワーをしみじみ感じました。

特に「先に決めること」の威力はすごいです。

物事がうまく運んで、準備が整ってから決めるのではなく、
「決めた」あとに物事がそのように運んでいくのです。

私がカナダに行くと決めたとき、振り返ってみれば、
あちらに留学して生活するという充分な資金もなく、つてもなく、
ただあるのは「カナダに住む」という確信だけでした。

決めたあとは、なぜかあちらで働ける場所が見つかり
(その職場が良い悪いは別にして・・・これは他の記事で語っています(‘◇’)ゞ)
用意する資金も最低限ですみ、長年途絶えていたカナダの友人が
たまたま私の職場の近くに引っ越していて助けてくれることになり・・、
そして職場から移動してカナダの学校に通うころには、
リーマンショックで学費が超円高で本来の10分の1ぐらいで学校に通えたり・・・と。

決めるということは「自分の思いを開放する」のに似ている感じがします。

今回、仕事を辞めることにおいても、もちろんこれまでの働く時間からの解放感もありますが、
何かしら決めることで自分の思いを開放しているように思うのです。

そしてこれまでにためていたこれが自分だと思っている自分をいったん空にして、
今まで見たことのない世界を見れるという開放感、安心感もあります。

人間は本来自由に生きていいのです。
でも世の中の大半の人は「なかなかそうはなれない」と感じています。

このサイトでは「皆、好きなことをして、もっと自由に生きられるよ」
ということをまず身近な人から伝えられたらなと思います。

私自身がまだまだその過程段階にいますが、だからこそ普通の人が
そのように自由に生きられるということを身をもって示していけたらなあーと思っています(*^^*)