日本人は与えられたことを正確にこなしたり、
他の人に合わせてあげる、
他の人を満足させてあげるということが
とても得意な人種だと思う。
私は北米やヨーロッパにあわせて５年ほど滞在したことがあるが、
その滞在中に常に感じていたことだ。
海外生活では生活そのものが非日常となる。
日本で普通にあったものや食べ物、サービスを
海外で求めてしまいストレスを感じることも多々ある。
でもいったん、
それをあきらめてから
いかに自分にとって心地よい環境を作っていくか
といろいろ工夫することは
なかなか楽しいものだ。
日本では多くのもの、
自分にとって必要かどうかもわからないものが
あまりにも多く与えられすぎて、
自分がもはや何を求めているのか、
何をすれば満足するのかも
わからなくなっている人が多いのではないだろうか。
物理的も精神的にも満たされているはずなのに、
なんとなく満たされない気持ちをもっている
という人は多いと思う。
海外に行くと自分で自分の生活、
人生の舵をとらざるを得なくなる。
これまでのすでに物理的にも精神的にも満たされた生活から離れる
ということは自分の人生をリセットするいいきっかけになる。
イチから自分で舵をとってみるという
長い間忘れていた感覚を呼び戻してくれる
という意味でとても快感なのである。
自分が人生の舵をとるというのは、
大きく環境を変えた時にこそ人生の方向転換ができる、
思い出せる感覚ではないかと思う（*^_^*）
