ボヘミアン・ラプソディという映画を見た。
久しぶりというか何十年かぶりに食い入るように
見た映画だった。
Queenというバンドの名前は知っていたし、
日本でもCMソングで流れていたことがあったので
歌は聞いたことがあったが
「あーあの曲はQueenの曲だったのか・・」
と映画の中でも心に染みる曲の数々を楽しめた(^.^)
この実話の主人公である、Queenのボーカルであり、
作詞作曲も手がけたフレディ・マーキュリーという人物。
この人の音楽にかける、人生にかける情熱が半端じゃない。
ある世界でトップにたつ人というのは
ここまでの精神力が保てるのかという極限を
見せ、すごいという言葉では語れない、
言葉には表せない人物だ。
そして究極の孤独感を味わって、それでも最後まで
「自分を生ききる・・」
その姿にあまりにも圧倒されて・・・
その当時、日本のコンサートで女性ファンが失神した
というのもうなずける。
映画を観たあと、その何とも表現できない感情と興奮を
どう消化すればいいのかという感覚だった。
人はみな孤独を感じている。
私はこの人に究極の孤独を感じた。
おそらく多くの人がその深い孤独に共感したのではないだろうか。
でも彼は誰も感じたことのないほどの究極の孤独をかかえていたからこそ、
あれほどの素晴らしい音楽を世の人に伝え
「愛とは何か」ということを体現できたのだろう。
そして目の前に「死」を突きつけられた時、
人はどうするのか、自分はどうするのか
ということをとことん考えさせられた。
「自分はこの人生で何を表現したいのか」
「有限の時間をどう過ごしたいのか」
「自分は何を与えられるのか・・・」
などなど、いろいろ入り混じった思いを感じさせてくれた。
何を言っても言葉足らずになってしまうが
久しぶりにもう一度見たいと思う映画だった(^.^)