背後にある大切な命

最近、近くの自転車屋さんに行った時のこと。

お店の前に貼り紙がしてあった。

手書きで一生懸命書かれているという印象だった。

 

 

「いつも当店をごひいきにしていただいてありがとうございます。
お客様に支えられてお店も続けられています。
本当にありがとうございます。

でもお願いしないといけないことがあります。

マスクをしてないお客様とのお話はすべて筆談とさせていただきます。
そしてマスクをしている方ともお話は5分以内とさせていただきます。
無愛想に感じられるかもしれませんが、そうではありませんのでご理解ください。

私には1歳になる子供がいます。
もし私に何かあったら子供にも移る可能性は大きいのです。
そして何もわからないまま病室に閉じ込められてしまうのです。
どうぞご理解いただきますようよろしくお願いします」

 

というような内容の文章だった。

 

この貼り紙を見た時、

「無愛想に感じられるかもしれませんが、そうじゃありません」

という部分で少し笑ってしまったけれど、

 

 

事情を聞いてみると

その貼り紙を出す前日に
7~8人の学生が店の前にたむろして
長い間話していたそうだ。

おそらくそのお店で自転車を買ったり、修理してもらう常連さんなんだろう。

 

その時にその店主が自分の意思を伝え
「早く帰ってくれ」と言うべきだっただろうとは思うし
そのようなことを言ったかどうかはわからないが
なかなか言いにくいことだったろうとは思う(^_^;)

 

 

ただ感じたことは

今のこの状況で、

自分自身を守ることは最優先だが

自分の家族、自分の廻り人のことを思いやると同時に

その背後にも多くの人の命があるということを

わかって自分が行動していくということが

なにより大事だということだ。

 

そのことが自分自身の命を守ることにもなり

多くの人の大切な命を守ることにもなるのだから。

 

その人の背後にどれだけの大切な命があるのかということが

ちゃんと見れて行動しているのかということが

一人ひとりに問われているように思う(*^^*)