外国に暮らした時に感じる「えっ?」という感覚

カナダが好きで、会社員時代に4~5回は訪れた。

行くたびに「絶対ここに住む」という思いを持っていたので
カナダに住んでみたわけだが、今から思うとカナダの日常は
私達日本人からすると「えっ?」ということが多かったなと
今、改めて感じる。

その一つにまず「清潔」という感覚が違う。
カフェやレストランあるいは普通の家庭でも
テーブルをふくとき、日本のように水に濡らしたふきんで
ふくという感覚はない。
大体、洗剤の入ったスプレーを吹き付け乾いた布でふく、家庭では
汚れたらキッチンペーパーでふくというのが多かったように思う。

カナダでは、いろいろな家庭を見てきたが、食器を洗剤で
洗った後、「えっ?まだ洗剤残ってるよ」という状態で、引き上げ
乾いたふきんでふくというのを多く見た。最初はその家庭だけかなと
思っていたが、結構な割合で見るので、「それが普通なんだ」
と納得した。日本人なら「えっ洗剤食べてることになるんじゃー?」
と思わざるをえない。

あとまったく違う面からだが、ベッドに靴をはいたまま寝転がるとか
学校の教室でたとえば高い所にあるものを取りたい時
椅子を使うとする。日本人なら靴を脱いで椅子にあがるが
カナダ人は靴をはいたままあがり、その後平気でその椅子に座る。

これらのことはまだまだほんの一握りの「カナダ人の普通」だが
カナダ滞在時は毎日この「えっ?」の連続だったので
今日ふと、日本では最近味わってないなと思い
懐かしくなり、それらの記憶が真新しいうちに
書き留めておこうと突然思った(笑)

これらの感覚の違いというのは、どちらがいい悪いというものは
なく、ただこれまで暮らしてきた環境、文化が違うのだから
違って当たり前で、世界中の人が皆同じなら逆に気持ちが悪い
話だ。

この「えっ?」の感覚を久々に味わってみたくなった。

そろそろ日本から脱出したい気分になってきたようだ(^.^)