他力を借りましょうよ

他力を利用するというとなんだかずるいような

手を抜いているような気がしませんか?

 

多くの人は仕事であれ何であれ自分で何とかしないと、

自分がしないと・・と思ってしまいがちですね。

それは責任感があって、

廻りからも信頼されかっこよく見えるかもしれません。

 

でも・・・

私は長い間の会社員生活で、

いろいろな同僚、上司を見てきて、

とても仕事が出来て信頼できる人というのは

自分が得意とするところをよく知っていて

上手く他力を活かせている人だったように思うのです。

 

特に上司ともなるとタイプがはっきり二つに分かれます。

一つめのタイプは会社全体のことを常に考えて

自分はそのポジションでやるべき必要なことに集中し

他の事はそれを得意とする部下を信頼して任せられる人

 

二つめのタイプは責任感が強いあまり

全て自分でやらねばと思ってしまい

あらゆることを自分で背負ってしまって

部下に任せられない人です。

 

後者は実は部下からは

「いつも一生懸命仕事をしている上司」として

確かに評判はいいのですが、

私の廻りにいた上司でこのタイプの人は

体力、気力とも使い果たしてしまい、

時には体調を崩してしまうなどして

とても幸せには見えませんでした。

 

そして前者のタイプの上司は、

常に広い視野で物事を見ており、

自分がやらねばならないことをしっかり考えて

一見仕事をせずぶらぶらしているように見えますが

上手く仕事全体を回しているというイメージでした。

 

私のかつての同僚も今では役職につき

相変わらず「ほとんどの自分の時間を会社に捧げている」

という人が多いですが、

それが真面目な人であればあるほど

体を壊してしまって休職しているとか、

退職したという人も身近に数人います。

これは仕事に限らずどんなことにおいても言えることですが、

「自分一人でやらねばならない」

という責任感を持つことはいいですが、

ちょっと力を抜いて、人を頼ってみましょうよということです(^^)/

 

 

私たち日本人の多くは努力すれば報われるという考えのもと、

必死でこれまで生活のために稼ぐという時代に生きてきました。

 

でもこれだけモノにあふれた充分すぎる社会では、

自分ひとりで頑張るんだ!と意気込む必要はもはやないのではないでしょうか?

 

他力を活かすのです(#^.^#)

 

自分の不得意とすることは他の人、ものに任せる時代だと思うのです。

 

そうすることで心にも余裕ができ、

時間にも余裕ができ、

「本当に自分のやりたいこと」に注ぐエネルギーも時間も

生み出せるようになるのです。

 

これからは他力を使う時代です。

 

 

すべてのことがAI化され、

数年後に消滅する職業なども聞かれるようになってきました。

職業がなくなることは人間にとっていけないことでしょうか?

悲しいことでしょうか?

私は喜ばしいことだと思っています!(^^)!

なぜなら本来の人間しか出来ないことを活かせる時代がきたと思うからです。

人が「自分は何がやりたいんだろう」

「自分が出来ることってなんだろう」と

真剣に自分を見つめ直すチャンスがきたからです(^^♪

 

 

なので他力を使うということは

本当に自分のやりたいことをするための

ほんのスタート地点に立ったにすぎないのです。

 

もう自分一人で頑張らなくていいのです(^.^)