人はどうしても完璧を求めてしまう。
特に海外など、非日常の生活になったとき、
日本にいるときと同じものを求め、
日本の日常を作りだそうとしてしまったりする。
そうでないと完璧じゃない、
自分が心地よくないと思ってしまうのだ。
でもいったんそう思ってしまうと
とても自分を苦しめることになる。
なぜなら何かが足りないと思っている限り
永遠に満たされないからである(^_^;)
海外で生活するということは、
言葉が通じないということもあり、
日本なら普通にできる小さなことをするにも
数十倍の時間がかかってしまう。
買い物する、洗濯をする、料理をする、
何もかも日本と使い勝手、習慣、
その国や家庭の文化、常識が違うからだ。
そんなとき、
「一つできたら良しとしよう」
と1日一つのことを覚えたり、
出来たりしただけでよしとしようと思うことで、
どれだけ気分が楽になるだろうか。
海外生活した時には、地理もわからず、
あとから考えると同じ所をグルグル廻っていたなということもあったし、
喉が渇いたな~水が飲みたいけど
近くに気軽にかえるコンビニもないなーなど、
そのたびに無意識にもストレスを感じていたように思う。
でもそこでの生活で経験したことは、
日本で経験するであろう何百倍ぐらいの経験を
超スピードでしたような気がする(*^_^*)
おそらく日本にずっといたならば、
こんな経験はできないままだっただろうし、
第一そんな子供の頃に戻ったような、
毎日が冒険のようなチャンスは与えられないのである。
子供の頃はすべてが新しい発見で、
1日1日少しずつ何かができるようになっていく・・・
海外生活をするというのは、
本当に何もできない子供に戻るようなことだから‥
だから最初はとまどう感覚なのかもしれない。
日本にいても新しい環境に飛び込んだり、
仕事が大きく変わる、住む場所が変わるといったことで、
海外まではいかなくても大きな変化を経験する時、
「一つできたら良しとする」は
いろいろな焦りを鎮めてくれる魔法の言葉のように思う(^.^)