「カナダに住みたい」ただそれだけの思いで突き進んできたカナダ留学への道。
「英語をもっと上達させたい」
「いろいろな国の人と話したい」」
「カナダの自然を堪能したい」・・・
といろいろな思いがありましたが、根底の思いはただただ
「カナダに住んでみたい」だけだったように思います。
これまで数回に分けて、“カナダ留学への道”の珍道中を綴ってきましたが、
今回を最終章にしようと思います。
カナダのカレッジの学生ビザがおりてからも、
いろ~んなことがありました。
ビザがおりるまでもたいがいすごいことばかりだったので
想像してもらえると思います(^^;)
でも何があっても楽しかったのです。
嬉しかったのです(^^♪
なぜか?それはほとんどのことが自分には新しいことばかりで、
未経験のことだから、やること自体に何の事前の思い込みもなく
ただただ経験したからです。
カナダの滞在も当初の予定より1年伸びることになり、
滞在期間には、冬季バンクーバーオリンピックが行われていたので、
スタジアムで働くというチャンスにも恵まれました。
これは自分でも「思っていることは叶うんだな」と思った一つですが、
カナダへ旅立つ前に通っていたビジネス英語のクラスで、
「私が行く頃は、ちょうどバンクーバーで冬季オリンピックがあるので楽しめたらいいなと思います」
と授業でプレゼンしていたのです。
私がやっとの思いで手にした学生ビザの期間は1年だったので、
普通ならオリンピックまで滞在できなかったはずなのですが、
通っていたカレッジが規模の大きいカレッジに統合されることになり、
しかも追加の料金を払うこともなく、講義内容(ホスピタリティマネジメント)も
さらに充実している大きなカレッジに入れることになったのです。
そして、必然的にあと1年滞在できることになり、
オリンピックの期間中もカナダに滞在できたというわけです。
カナダに住むという夢が実現して思うことは、
自分がやりたいことを考えること、
自分はこの人生でどう生きたいかを真剣に考えることは、
人生で一番優先すべきことだということです。
人生で何かをするのに遅すぎることはないといいます。
まったくその通りです。
でも人は廻りの人の言葉、世間にものすごく左右されやすい生き物でもあります。
私がカナダに行ったのは46歳の時でした。
まわりにはその年齢で外国に行って住むという人はいませんでした。
(20代、30代の人はたくさんいましたが)
でも私は自分の中で「カナダに住む」という行動に移すことはごく自然な流れだったので、
まわりの人が驚くことに対して驚きました(^.^)
それまで、私も母の介護があったので、
カナダへの思いを封じていたというか、
考える余裕もなかった時期があったことは事実です。
だからその年齢まで実行に移せていなかったということもあります。
でもそれは私が選んだことで、
その時はカナダよりも「母を看る」ことが、
私のやりたいことだったのです。
人はそれぞれいろいろな夢を持っています。
強い思いを持っていればそれは必ず叶うのです。
そしてどんなにその思いを封印していても心の底にその強い思いがあれば、
その思いは浮き上がってきます。
廻りの人の言葉に惑わされる必要もないですし、
それを実行するのに年齢も関係ありません。
(もちろんその内容によっては肉体的に無理ということはあるでしょうが)
「お金があれば~」「その状況になれば~」「もっと若ければ~」など
カナダに行く時にあれこれそんなことを考えていたならば到底実現できなかったでしょう。
この最初の一歩を踏み出すこと。
自分が心地よい方向、ワクワクする方向へ進んでいくということをあきらめない。
このカナダ留学で気づいたもっとも大きなことでした(^.^)