学生ビザの再申請 in カナダ~その20~

 

 

 

 

 

 

 

 

学生ビザの申請はコンサルタントに頼む人もいますが、私は充分個人でできるレベルだと思います。実際私のようにすでにワークビザを持っていたという状況でも、何の知識もないまま、ただ必要書類を揃えただけで申請できました。ただ移民ビザの申請等はやや煩雑で、通る通らないがコンサルタントの腕にかかると言われているぐらいなので、専門のプロに任せるのがいいでしょう。

 

さて~前回の続きで、学生ビザの申請が1回却下されてから、何を質問されてもいいように必要かなと思われる書類を準備し、それ以外のことを聞かれても応えられるようにパソコンを準備し緊張の面持ちでシアトルの移民局へと朝1番に行きました((+_+))

 

前回のことで大体手順はわかったので、電光掲示板に自分の番号が表示されるのを待っていました。表示されたら、部屋の中へ入って、移民局職員との1対1のインタビューが始まります。

今回こそ絶対学生ビザを取る!と決めた私は電光掲示板の表示を見逃すまいと必死に見ていました。でも緊張のあまりお手洗いに行きたくなり、途中数分離れました。でもすぐに戻りました。

ずーーーっと長い間、待てども、待てども私の番号が表示されません。番号はその対象者の内容によって飛んだりするということだったので、まわりの人がどんどん部屋に入っていくなか、頭の中では「???」と思いつつ、変にせかせて悪いイメージを持たれるのもだめだろうと思い、ひたすら待っていたのです。

 

そしてとうとう、1時間以上過ぎたころ(待っている人がほぼ私一人)にやっと私の番号が表示されました。「よしっ!」と思って部屋に入ると‥‥‥いきなり「あなた、何してたのーー!
何度も呼んでるのに全然入ってこなくてーーちゃんと待っていないとダメじゃないのーーー!」と
女性の移民局職員にいきなり思いっきり怒られ・・・・・(*_*;

私は「いきなりこの状態あかんやん。すでにビザ申請状態どころちゃうやん。」と頭がパニック!
心臓はバクバク~。

そして、その女性職員はこの時点で明らかに不機嫌(+o+)なわけで、私が提出した必要書類を見ることもなく、私がすでにワークビザを持っているということで、「前の職場を去った時点であなたは日本に帰るべきだった」「どうしてカナダに残ってるの?カナダで今まで何をしてたの?」と怒りながらどんどん聞いてきたのでした。

このまずいシチュエーションに一瞬パニックになったものの、「いやいや、このまま進んだら前回と同じじゃないか、今回は違うはず!落ち着け落ち着け~ただ自分の今までやってきたことを正直に話して、自分の思いをただ伝えるだけでいいんだ」と自分にいい聞かせ、ひと呼吸おいて話し始めました。

私が長年カナダに憧れ住みたいと強く思い続けていたこと、唯一の家族である姉が最高の理解者で私のカナダ行きを応援しつづけてくれたこと、一旦、帰国してしまうと私のこれまでのカナダへの思い、再び行くというエネルギーを保つ自信がなかったこと、カナダにいる間はボランティア以外、違法になることは何もしていないこと。これまで数か月カナダに滞在してますますカナダが好きになったこと、そして日本で接客の経験があるからホスピタリティ関連のカレッジで勉強したいことなどなど‥‥ 最後のほうは涙ながらに訴えたのです。

それまで、怒りをあらわにしていたその女性職員は、その間、だまってずーっと私の話を聞いてくれました。(結構長い時間だったと思います。人間せっぱつまるとすごいエネルギーが出るようです。その当時の私の英語力であれだけ長く、そしてあらゆる単語を駆使して話せたのは奇跡です(^.^))

そして「あなたは本当にカナダが好きなのね」と言って、初めて私の提出した書類を見始めました。書類を見ながら、数点簡単な質問をすると、「OKです。ビザを発給します」と言ってくれました。

私は天にも昇る気持ちで「ありがとうーーーーー!あなたのことは一生忘れません~!」と抱きつかんばかりに彼女と握手しました。そして彼女もニコニコして「がんばってね!カナダを楽しんで!」と言ってくれたのです(^^♪

もうスキップして帰りたい気分の私はバンクーバーに戻ってすぐ、気にかけてくれていた友人、英語を手伝ってくれたR氏に連絡しました。

もちろん、彼らは自分のことのように喜んでくれました。

さあーこれからがカナダでの生活の本番です(^^)/