自分の好きは変わっていっているのに、
いつまでもそれにしがみつく(好きだと思いこませる)必要はありませんね。
もしそういうことをしていたら、
本当はテニスがしたくなっているのに
いつまでもゴルフクラブに入っているような違和感が常につきまといます。
「ひょっとして私はこれを好きと思い込んでる?」
と思ったならば、
一度そこから離れてみるといいのです。
恋愛と一緒で、
ずっと相手と一緒にいるときには気づかないことが、
離れた視点から見ることで
「あー本当に好きだったんだ」とか
「この人のこと好きだったっけ?」
などと気づくこともあるのです(*^_^*)
そして私たちを取り巻くあらゆる情報が
自分たちの判断を鈍くしていることもあります。
「~するだけで英語がペラペラになります」
というコマーシャルを聞けば、
英語を話すことに興味もないのに、
「今の社会では英語が話せないと生き残れない」
という世間のムードにのまれ
その英語教材を買ってしまう・・など。
一度自分の好きを疑ってみることは、
この社会をより客観的に見る目を養うとともに
ちょっと距離をもって見ることで、
今まで見えていなかった
「自分の隠れた好き」
「本当の好き」を発見することを可能にするのです。
私は今でこそ英語コーチをしていますが、
英語にどっぷり浸かっていたある時、
「私は英語で話すことが好きって思っていたけれど、本当かな?最近逆にしんどい気がする・・」
と思ったのです。
そして思い切って英語からまったく離れてフランス語を学び始めたのです。
その後フランス語が楽しくてたまらなくなり
しばらくフランス語の学校にも通いました。
フランス語を学ぶことで気がついたことは、
英語から離れたことで、
英語を客観的に見れたということです。
そしてこれまで英語の聞き取りが難しいと思っていたのが、
フランス語を学ぶにつれ聞き取りやすくなったのです。
これは予想しなかった嬉しい相乗効果でしたが、
フランス語の発音や文法の難しさに接して、
英語が難しい→簡単(脳がそう思いこんだのかもしれません)
にシフトし、
そして
簡単→楽しい
に再び戻ったという感覚でしょうか。
そしてまた「好き」が戻り
英語に接することを続けられるようになったのです!(^^)!
「好き」と思っていることからいったん距離をとるということは、
より客観的に見ることができるようになり、
結果として前よりも「好き」に、
そしてより近しい存在に感じられるようになることもあるのです(^.^)