あなたは好きなことをするということと、
仕事とは別だと思っていないでしょうか?
もしそう思っていたならばそれはどこから来た思いこみでしょうか?
たとえば子供の頃から絵を描くことが好きだったとします。
そのまま大人になってもずっと絵を描くことが楽しいので
美術系の大学に入って腕を磨いていきます。
そして卒業後の進路を考える時、親がいいます。
「絵を描くことで食べていけるのはほんの一握りの人だけ、
将来のことを考えるのなら、ちゃんと会社に就職しなさい・・」
などと言われて、
廻りの友人たちがそそくさと普通の企業への就職活動を始めているのを見て
自分もあせって安全と思われる道を歩むということはなかったでしょうか?
そこでこれって変だなと思うことはありませんか?
あなたの親は絵を描いて、それを仕事にして失敗したのでしょうか?
ほとんどの場合はNOですよね(^^;)
人間というのはこのようにその道で成功したことのない人の言葉、
自分の廻りにいる人の言葉を信じてしまうのです。
親はもちろんあなたに苦労させたくないからと思って言っているのでしょうが・・・。
たしかにあなたの親も廻りの人からのそのような言葉を信じて育ってきたので
そのように思いこんでいるのは当然のことではあります。
でもあなたが本当に好きだ、
磨きたい才能があるのに生計が立てられないという理由だけでためらっている
という思いこみがないかどうか考えることは大事なことだと思うのです。
さもないと、私達は本当に好きなことが出来るほんのひとときの時間のために、
自分が好きでもない仕事を続け自らを退屈な生活に追いやり、
退職する日を待っているというような人生を歩むということになりかねないのです。
私が39歳で「英語を使った仕事をしたい」と会社を辞めた時も
廻りのほとんどの人が「好きなことを仕事にして食べていけない」という考えを
持っているということをひしひしと感じました。
それでも私は自分の想いに正直になろうと思いました。
なぜなら廻りの人は「好きなことを仕事にしようとして失敗した経験を持っている人」でも
なんでもなかったからです。
ほとんどの人は世間一般的な考えを自分の考えと思ってしまうほど
思い込んでいる部分があるのです。
最近、就活の末、やっと入れた会社をほんの数週間で辞めてしまう若者が多くなっているそうですね。
「我慢が足りない」とか「数か月で何がわかるんだ」という人もいますが
彼らはただ正直に彼らの気持ちに従っているだけのように思います。
一企業に属していることが安定しているという考えはすでに崩壊しています。
それならば、我慢の人生ではなく
本当に自分の好きなことが仕事になるまで
自分の興味のあることに突き進んでいっても
いいのではないかと思うのです。
また、今はそれがとてもしやすい時代だと思います。
世の中は猛スピードでいろいろなことが変化しています。
もっと自分が生き生きできることを
意識するだけでも
人生はまったく違う方向へシフトしていくのです(^.^)