昨年、日本への帰国時、
ホテルでの6日間待機を経験して
思うことですが、
人間というのは
「制限されないと気づけないこと」
っていっぱいあるな・・・
ということです。
6日間は一歩も外に出られないので
待機当初は
すーっごく不安になりました。
なぜなら
私はこれまでの人生で
どんなに天気が悪い日でも
台風とか、よほど身の危険を感じるような
ことがない限り
1日1回は外に出て
歩くということをしていたからです。
はたして6日間も外に出ることなく
過ごせるのか・・・
というなんともいえない
閉塞感による不安だったと思います。
でも・・・・・
何とかなりました(^^)
待機するってなった時に
ある種、諦められましたし
自分でコントロール出来ることじゃないんだから・・・と。
こんなことは
人生で最初で最後の経験になるだろうと。
多いにその時間を利用しよう!
というように考えられるようになりました。
そして外に出る以外は
ただ普段と同じように
過ごせるんだからと
《6日間待機スペシャルプログラム》を
自分で作りました!
7:30 起床・ラジオ体操
8:00 朝食 (TVがあったので、カムカムエヴリバディを見ながら)
8:30 読書やその日の過ごし方イメージ
9:00 執筆、レクチャーなどの録音
11:30 昼食
13:00 気分がのっていたら執筆、レクチャーなどの録音つづき
14:00 気分がのったら絵を描く
16:30 ズンバ(you tube 見ながら)
18:00 夕食
(10年以上TVを見ていないのでどんな番組があるのかと興味
津々で見ながら)
19:00 DVDで映画鑑賞
21:00 入浴(大きなお風呂で温泉気分~(^^♪)
22:30 就寝
基本的にはこんな感じのスケジュールで
どうしても椅子に座りっぱなしになるので
合間、合間には
クマのように
部屋の中をぶつぶついいながら
鼻歌を歌いながら
ウロウロ歩いたりと。
周りからもし観えていたら
かなり怪しい人でした^^;
この限られた行動範囲、
限られた食事、
限られた人間関係 ⇛一人(笑)
で気づいたことは・・・
この状況だけのことでなく
全てにおいてですが
「私が欲していた」
と思いこんでいたことが
実は
そこまで食べたいものじゃなかった?
そこまで住みたい場所じゃなかった?
そこまで会いたい人じゃなかった?
そこまでやりたいことじゃなかった?
ということ。
つまり自分は「これが必要!」と思っていたものが
そんなでもなかったんだ・・
ということに気づきました。
反対に
これが私がすごく好きだったんだ!
ここに本当は住みたかったんだ!
この人に会いたかったんだ!
この人と一緒に住みたかったんだ!
などなどがクリアになってきました。
一番すっきりしたことは
「今が幸せ!」
「これで充分だった!」
という感覚です^_^
普通の生活では決して気づけないであろう
多くのことに
「はっとした」のでした。
静かな場所で
規則正しい生活を送る
ということもなかなか
普段出来ないことですね。
いろいろなことや自分自身を
改めて見つめ直す機会というのも
人生にそう多くはないものです。
なぜなら私達の日常の多くは
外に意識が向きがちだからです。
外に意識が向いている限り
不安は常につきまとうのです。
限られたスペースで
一人になって気づくことは
「私、今のままで十分幸せなんだ」
ということでした。
こんな機会を持てたこと
ほんとにほんとに
感謝でした。
昨年の神様からの
一番のプレゼントのように
思います(^^)