最近すごく感じることがあります。
それは
「この人生で、すべてのことを経験することは出来ない」
ということです。
自分の好きなことであれ、仕事であれ
あれもこれもとやろうとすると・・・
「時間はいくらあっても足りない・・・」となりますよね^^;
最近では
「コスパ」の次に
「タイパ」という言葉まで登場してきました。
私はなんとなくこの「タイパ」と言葉に違和感があったのです。
タイムパフォーマンスの捉え方は
人それぞれだと思いますが
何に自分の命の時間を使うか・・・ということを
時間対効果とそんなに割り切って
考えられるものなのか・・・?
という違和感です^^;
つまり
たった◯◯分で
「これだけのこと」が出来たから・・・
タイパがいい!でOKなのか・・?ということです。
それで
人間が幸せに感じるのであれば、
それはその人にとってはいいことなのかもしれないけれど・・・。
世の中にタイムマネジメントの本は
溢れんばかりに出ていますが
最近読んだ中で
【限りある時間の使い方 オリバー・バークマン 著】 は
時間への考え方を覆し深く共感する内容でした^_^
限られた時間ですべてをやろうとするのでなく
・やらないことをいかに選ぶか
・どうやって心安らかに物事をやらないか
を奥深い人間の微妙な心理を通じて、解き明かしてくれています(^^)
特に仕事やビジネスに関する他のタイムマネジメントの本を読んで
感じていたことは
いかに効率よく仕事をこなすか・・・
ということに焦点があてられている
ものが大半だということです。
本当にやりたいことができるように
その他をあえて「放置する」ことのほうが大事なのでは?
と思っていたんですね(*^^*)
本書中に
「誰もが大量の先延ばしアイテムを残して死ぬ」
とあったのは、当たり前のことでありながら・・・
それを認めることは衝撃的でした^^;
大事なことは
「先延ばしをなくす」ことではなく
「なにを先伸ばしにするか」を賢く選択する
ということ。
そしてさらに日常で、私たちの多くが見逃しがちな
「お金に関しての長期の視点」が必要だということです。
多くの人は一時的な感情を満たすために
日々買い物をして・・・
「余ったら貯金する」かもしれません。
その時は必要と思っても
1週間後、1か月後には無駄になることも多いものです。
お金も時間も
まずは「自分の取り分を先に確保する」という視点が必要だ
と本書の中では語られていました。
「そうそう時間も同じやんな~!」