人それぞれお金と時間に対する考え方は違う
と思いますが、最近
特に時間は大事だと心底から感じます。
子供の頃、若い頃にはあまり意識していなかった
「時間」というもの。
でも
時間＝命・人生という事実って
すごいことだと思いませんか？
私達はそれを見ないふりをしたり、
なぜかしら永遠に自分の人生は続くような勘違いをしがちです。
私は会社員時代、
大きな組織で働いていたのもあって
お金（収入面）で不安になったことは一度もありませんでした。
毎月一生懸命働こうが、
さぼろうが、一定の給与が振り込まれるなんて
今更ながら素晴らしい会社だったと思います。
ただ、
会社員時代から私が不思議に思っていたことは、
１週間頑張って働いて、
週末や短期間のわずかな休暇で何らかの気分転換する、
ということに
廻りの大半の人が何の疑問も持ってなかったということです。
「人生のわずかな時間（休暇のとれる範囲）の楽しみのために
１日の大半の時間を頑張って、自分が心から楽しいと思っていないことに費やす」ということに
どうして疑問を持たないでいられるのだろう
と不思議でしかたなかったのです。
なので、同僚が休日手当などが高かったために、
すすんで休日に出勤したり、残業したりするのを見て
「どうしてそうできるのか？」と不思議でした。
でもそのほとんどの人の理由が
「お金を稼ぐため」でした。
既婚者等で家族を養わないといけないという人であったり、
家のローンを払わなといけない人であったり・・
それぞれの事情はあれど、
２０、３０代の独身の人ですら
「お金を稼ぐため」「生活のため」
に働いている人は多かったのです。
私は、よほど出勤しないといけない理由がない限り
すすんで残業や休日に出勤することはほぼありませんでした。
お金よりも
自分が好きなことができる
自由な時間のほうが欲しかったからです。
それは家のローンが発生しようが、
家庭の事情が変わろうが
私の考えと行動は変わりませんでした。
もし同僚や上司たちに、
「本当に自分の仕事が楽しくて仕方ない」
という人がいれば彼らの働き方にも納得し、憧れもしたでしょうが、
残念ながらそのような人はその当時、私の廻りにはいませんでした。
私自身についていえば、
お金よりも時間を大事にしたいという思いは
ここ数年でさらにエスカレートしています。
それは、５０代になって、
人生で残されている時間が少なくなっているのが目に見えてわかってきているというのも大きいかと思います。
人間、明日はどうなっているか、生きているかどうかさえ
誰にもわからないのです。
お金というのは、
人に素晴らしい体験をさせてくれる魅力的な道具にはなりますが、
自分の時間（命）とはとうてい比べ物にならないもので、
本当に今いろいろなことが体験できるこの時間ほど貴重なものはない
のです。
現在、私の廻りにいる幸せなお金持ちは
時間をとても大切にしています。
私はまだまだ道半ばですが、
この感覚は大事にしていきたいと思っています。
お金と時間、場所、それぞれから自由になって生きられるという感覚はどれだけ素晴らしいことでしょう。
現在、私もどんどんとそういう生き方にシフトしていっています。
よく
「自分がいったい何が好きなのか、何がしたいのかわからない」
という人がいます。
そんな時は
「もし、お金、時間、場所などすべての問題が解決しているとしたら、
自分は何をやっている時が一番楽しいか、ワクワクするか」
を考えるのがいいように思います。
多くの人はここで
「どんな仕事をして～」
と考えますが、
「仕事をしなければお金が稼げない」
という考えも外したほうがよいのです。
そのような考えはいったいどこから来ているかというと、
その多くがこれまで自分たちが育ってきた環境の中で刷り込まれてきた廻りの人からの考えだったりするのです。
「好きな事をしてもいい状況なんだよ」
人はそういわれると、よけいに思い浮かばない人が多いようですね。
実際に私はＯＬをしている友人たちに
「もし全て何の問題もなく、働く必要もなかったとしたら、何がしたい？」という質問を投げかけたところ、ほとんどの人が答えに困っていました。
人間というのは「自由な生活がしたい」といいつつも、いざ、「好きにしていいよ」と言われると「何をしたらいいかわからない」となるのがなんとも不思議な生き物ですね。
でもこの質問に答えようと考えるだけでも、いかに自分の考えが、自分のおかれた環境に影響されやすく、自分が自分自身を制限しているかがよくわかります。
自分の可能性を怖れず
このように問い続けることをやめなければ
人生はより自分の生きたい人生に変わっていくのです。
もっと自由に～ふんわ～りと考えてみませんか？
人生は楽しんでいいのです。
私達は生活するために、
仕事をするために生きているのではなく
肉体を持っているからこそ出来る
いろいろな経験をするために
幸せだな～、さみしいな~、悲しいな~と
人生を味わうために
生きているのですから(^^)
